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RebroとRevitの連携方法|Rebroリンク・IFC・編集できる範囲を確認

RebroとRevitを連携する際の受け渡し方向、Rebroリンク、IFC、DirectShapeの違いを整理。接続・属性・更新差分を確認するテスト手順と、トラブルの切り分け方を解説します。

RebroとRevitの連携実務|レブロリンクで受け渡せる情報・できないこと一覧
coordination
data-structure
公開日
2026年5月25日
更新日
2026年9月26日

RebroとRevitの連携では、まず「相手側で表示するだけか」「設備要素として編集・接続するか」を決めます。同じ3D形状が見えても、編集できる範囲、引き継ぐ属性、更新方法は受け渡し手段によって異なります。

NYKシステムズは専用のRebroリンクを提供しています。IFCによる受け渡しも選択肢ですが、どの方法でも全データが元と同じ状態になるとは限りません。本記事では、目的の選び方と初回の交換テストを整理します。

連携方法は用途に合わせて選ぶ

方法

主に確認する用途

事前に確かめること

Rebroリンク

対応する設備データを両ソフトで扱う

対応バージョン、変換対象、部品と属性の対応

IFC

分野・ソフトをまたぐモデル共有

対応スキーマ、出力設定、必要属性、受け手の用途

DirectShapeとしてのRevitデータ

形状をRevit環境で利用する

ネイティブ設備要素と同じ編集を期待していないか

RFAの取り込み・変換

RevitファミリをRebro側で利用する

部品の形状・属性・接続をどこまで引き継ぐか

「Revitファイルで受け取れる」と「Revitの配管・ダクトとして接続や変更ができる」は同じ意味ではありません。納品条件にはファイル拡張子だけでなく、受け手側で必要な操作を記載してください。

Rebroリンクの受け渡し方向

メーカー案内では、Revitからの出力はRebroLinkFromRevit、Rebroからの出力はRebroLinkToRevitという専用形式を使います。Revit側のアドインとRebro側の入出力機能を組み合わせるため、送信側だけの準備では完了しません。

2026年9月26日に確認した案内では、Rebro 2026向けにRevit 2022〜2026用のアドインが掲載されています。導入前に両者の製品バージョン、アドインの版、更新状況をそろえて確認します。旧版を使う相手がいる場合は、対応する組み合わせをメーカー資料で確認してください。

初回は代表部材で交換テストをする

  1. 目的を記録する:表示、干渉確認、編集、数量など、受け手で行う作業を決める。
  2. 代表部材を選ぶ:直管だけでなく、継手、分岐、機器接続、異なるサイズを含める。
  3. 座標と階を合わせる:建築モデルの基準点と設備の所属階・高さの扱いを確認する。
  4. 出力設定を記録する:対象範囲、形式、変換設定、ファイル名と版を残す。
  5. 受け手で実作業を試す:プロパティを読むだけでなく、必要な移動、接続、集計などを行う。
  6. 変更版を送る:機器を移動するなどの変更を加え、旧版の置換と重複の有無を確かめる。

全体モデルを一度開けただけで連携成功とすると、後から個別部材の接続や属性の欠落が分かることがあります。代表部材のテスト結果を、対応済み・要補正・対象外に分けて共有すると、案件の見積もりと工程に反映できます。

交換後に確認する項目

確認項目

確認方法

問題があった場合

形状・位置

断面と既知寸法で位置、高さ、向きを照合

座標、単位、変換対象を切り分ける

機器・系統の属性

機器番号、系統、サイズなどをサンプル照合

項目の対応と値の変換を確認する

接続と編集

必要な接続、変更、サイズ変更を実行

ネイティブ要素か、変換対象かを確認する

数量

範囲と集計条件をそろえて比較

重複、除外、部材分類の差を調べる

更新

変更前後を比較し旧版を置換

追加読み込みによる重複を確認する

数量が異なる場合も、どちらかのソフトが誤っていると即断しないでください。集計に含める継手や保温、対象階、除外部材が一致していなければ、同じモデルでも結果が異なります。

うまくいかないときの切り分け

形状が欠ける:元データに存在するか、出力範囲に含まれるか、形式の変換対象か、受け手で非表示になっていないかの順に確認します。

見えるが編集できない:DirectShapeや参照モデルなどとして扱われていないかを確認し、納品目的に必要なネイティブ要素への変換が可能かを検討します。

属性だけ欠ける:元の入力値、書き出す項目、受け手側の対応先を分けて確認します。必須項目は必要に応じて機器表などと照合し、補正担当を決めます。

更新後に二重になる:受け渡し手順と旧版の管理を見直します。差替えと追加読み込みを混同せず、受領日時とモデル版を管理してください。

連携仕様は案件開始時に合意する

使う形式、版、交換頻度、対象部材、必須属性、検収方法を関係者で合意します。例外がある場合は「連携できない」とまとめず、何を誰が補正するかまで決めると実務に落とし込めます。

ソフト選びはRebroとRevitの比較、IFCの不具合は設備IFC受け渡しの確認方法、意匠モデルの受領は設備設計側の受領チェックも参照してください。

参考資料

制度・製品情報の確認日:2026年9月26日。実案件では申請先の案内と利用する製品バージョンの資料も確認してください。

監修者

長

長谷川一夫

機械設備設計部

パラダイム部長